光に虫が集まる理由を7個の項目で徹底解説!実は光に集まるわけではない!?
突然ですが皆さんは夜街頭やコンビニ・民家の明かりに虫が集まり狂っているところを見たことはありませんか?
特に田舎だとものすごいことになっていますよね、自販機なんてもうガの巣窟です。
では一体なぜ虫は光に集まってくるのでしょうか?
というわけで!この記事では気になる「虫が光に集まる理由」についてわかりやすく解説していきます!
是非最後まで見ていってくださいね!
虫が光に集まる理由について
元々は月の光に平行に飛んでいた
昆虫は月の明かりに向かって平行に飛ぶことで自分が向かっている方向や高さ・飛ぶ角度を間違えないようにするという習性があります。
しかしこれは月が遠くにあるため出来ることで、近年では月より強い光が多くありどれが月の光かわからず近場の強い光に向かって平行に飛ぶようになってしまいました。
その強い光に向かって平行に飛んだ結果、どんどん光に近づいていって最終的に虫たちが集まってしまうというのが光に虫が集まる理由なのです。
光ではなく紫外線に集まっている
これよく勘違いされるんですが虫たちは光ではなく光に混じった「紫外線」に集まってきています、電灯からも紫外線は出てるんですよ。
暗い夜だと何にも見えませんが、虫は紫外線が見えるためその紫外線を頼りに飛んでいっているんですね!
ちなみにたまに見かける上の画像のような青い光の「捕虫器」「殺虫灯」は紫外線を多く含んでいます、だからあんなに虫が集まるんですね!
LEDライトには虫は寄ってこない
最近街頭などがだんだん「LEDライト」に変わりつつありますが、LEDライトの街頭って虫が集まってこなくないですか?
実はLEDライトは蛍光灯に比べて紫外線の量が少なく、蛍光灯の約200分の1と言われています!
虫たちは紫外線に寄って来るのでLEDライトには集まってこないんですね、我々人間には同じ光に見えますが虫たちには全然違う光なんですね!
光に集まる性質を「走行性」という
虫たちが光に集まるこの習性ですが、実は名前が付けられています。
それが「走行性」です、走性の一つで昆虫などの生物が光刺激に反応し移動すること、とまあ難しい話ですが要するに光が移動の理由になっているということですね。
この中で光に向かう走行性を「正の走行性」光から離れる走行性を「負の走行性」と言います、虫たちは正の走行性になりますね!
光に集まる習性を利用したトラップ
昆虫採集をする人ならお馴染みな罠として「ライトトラップ」というものがあります。
夜にライトを白い布に当てるだけで虫が勝手に集まってくるやつですね、あれも走行性を利用した罠になります。
マジでえげつない量集まってくるんですよね、軽い気持ちでしちゃだめですよ
光に集まる虫の種類
光に集まる虫の種類ですが、これは夜行性の虫が多い傾向があります。
種類にもよりますが具体的には「カブトムシ」「クワガタムシ」「カミキリムシ」「キリギリス」「ガ」などなどが光に集まってきます。
逆に「チョウ」「カナブン」「ハチ」「カマキリ」などの昆虫は集まりません、これらは昼行性の昆虫ですね。
【小話】花からも紫外線は出ている
実は紫外線って「花」からも出ていたりします。
正確に言うと太陽光の紫外線を吸収し反射しているという感じですが、そういった紫外線をえさのある場所だと求めてくる昆虫もいます。
例えばガなどがそれに当てはまりますね、ただ紫外線に向かって飛ぶのではなく、このように明確に意味がある場合もあるのです。
虫が光に集まる理由についてのまとめ
いじょう「虫が光に集まる理由」についての解説となります!
虫が光に集まる理由についてわかりましたでしょうか?
そうだね!虫は夜に飛ぶとき「月の光」と平行になるように飛ぶ習性がありました。
月明かりと平行に飛ぶことで方角や高さ・飛ぶ角度を一定に保って飛ぶことができていたというわけでしたね!
暗い夜でも思ったように飛ぶために虫たちが編み出した飛行方法です!
しかし現代のように街頭や民家の明かりが月の明かりより強くなった結果、虫たちはより強い光に導かれるようになりました。
その結果平行に飛んでいてもだんだん真ん中に引き寄せられてしまい、光に虫が集まる図になってしまうという事でしたね。
虫が集まってるとその多さにビックりしますが、実は一番驚いてるの虫たちかもしれませんね。
というわけで!この記事では「虫が光に集まる理由」について解説させていただきました!
参考になっていたら幸いです!
良ければ集まってる虫観察してみてくださいね!