コバネイナゴ(エゾイナゴ)の生態を解説!餌やハネナガイナゴとの違いなど紹介!
皆さんは「コバネイナゴ」というバッタの仲間をご存知ですか?コバネイナゴは「イナゴ」と呼ばれるバッタの一種で、全国的に生息しています。おそらく日本では最も知られたイナゴバッタでしょう。そんなコバネイナゴについてこの記事では詳しくまとめていますので是非一度ご覧ください!
今回は「コバネイナゴ」について解説をしていきたいと思います!
コバネイナゴは別名「エゾイナゴ」とも呼ばれるイナゴの仲間です!
全国的に生息しているので見たことがある方も多いかもしれませんね!
このコバネイナゴは地域にもよりますが最もよく見られるイナゴの仲間かもしれませんね!
というわけでこの記事では「コバネイナゴ」について解説していきます!
是非最後まで見ていってくださいね!
コバネイナゴってどんな昆虫?
バッタ目バッタ科イナゴ属
学名:Oxya yezoensis
体長:2.8センチ~4センチほど
時期:7月~12月ごろ
生息地:日本・台湾
よく見られる場所:水田付近・河川敷など
コバネイナゴは学名【Oxya yezoensis】体長は2.8センチ~4センチほどのバッタの仲間です!
日本では各地に生息しており、外国では台湾などに生息しています!
見られる時期は7月~12月ごろと真冬にも見かけることが出来ますね!
よく見られるのは「水田」付近になるのですが、実はこれには理由があります。
というわけでまずはコバネイナゴが水田付近でよく見られる理由から解説していきましょう!
イネの害虫
コバネイナゴがなぜ水田でよく見られるのかについてですが、コバネイナゴは「イネの害虫」になります。
水田はコバネイナゴの格好の餌場と言うわけですね!
そして水田にとってコバネイナゴは大天敵ということになります。
佃煮にして食べられる
コバネイナゴは「佃煮」として食べられることがあるバッタになります。イナゴの佃煮は聞いたことがあるのではないでしょうか?
日本にはイナゴが何種類か生息していますが、主に佃煮にされるのは翅が短く質感を損ないにくいこのコバネイナゴになります。
また海外でも稲作を行っている地域では食べられていたりと、世界的に見ても貴重なタンパク源として重宝されている昆虫です!
ハネナガイナゴとの見分け方
【ハネナガイナゴ】
コバネイナゴには「ハネナガイナゴ」というとてもよく似たイナゴの仲間がいます。
上の画像のバッタがハネナガイナゴなのですがめちゃくちゃそっくりですよね!
と言うわけでこの項目ではこの2種の見分け方について簡単に解説していきます!
ハネナガイナゴ・・・お尻よりも翅が長い
コバネイナゴ・・・お尻よりも翅が短い
と、ハネナガイナゴとの見分け方はこんな感じになります!
要するに翅の長さで見分けることが可能と言うことですね!名前も「コバネ」と「ハネナガ」と分かりやすいです!
ただ稀に翅がお尻よりも長いコバネイナゴもいるらしく、その場合は見分けるが非常に困難となります!
寿命について
コバネイナゴの寿命は「約半年」ほどといわれています!
それなりに寿命がありますね!
成虫になっても80日ほどは寿命がありますのでしっかりと大人の時間を過ごせそうです!
天敵について
コバネイナゴの天敵は「カマキリ」などの肉食の昆虫や「クモ類」「鳥類」などの肉食の動物たちになります。
またコバネイナゴは天敵の存在を感じると止まっている葉っぱなどの裏側に回りこんで身を隠す習性があります。
葉っぱの裏ってわりと見つけにくいのでこれは賢いですね!
餌について
コバネイナゴは先ほど解説したとおり「イネ」を食べる昆虫になります。
またイネだけではなく「イネ科」の植物も食べるため、イネしか食べないと言うわけではありません。
出来れば他のイネ科植物のところへ行って欲しいところですね。
コバネイナゴについてのまとめ
いかがでしたか?
コバネイナゴについてわかりましたでしょうか?
そうだね!コバネイナゴはイネの害虫として有名な昆虫でした。
ただ佃煮として食べることがある地域ではむしろ歓迎されている昆虫かもしれませんね。
餌を食べにきたら逆に食べられたなんてマンガみたいなことになります(笑)
まあ仕方ないねこれは。
そしてコバネイナゴは「ハネナガイナゴ」にとても似ているバッタでもありました。
正直翅の長いコバネイナゴなんて見分けられませんね、ありゃ難しすぎる。
翅の長いコバネイナゴを見分けられるようになったらちょっとした昆虫博士かもね!
皆さんも水田の付近に行くことがあれば是非少し観察をしてみてください!
コバネイナゴがせっせとイネを食べているかもしれませんよ!