キマダラカメムシの生態・豆知識7選!毒性やクサギカメムシとの見分け方など徹底解説!
キマダラカメムシについて紹介する記事です。クサギカメムシとの見分け方やキマダラカメムシの危険性、幼虫の姿などを紹介しています。キマダラカメムシについて知りたい片は是非ご覧ください!
どうも!kinokon(@ikimono_net)です!
今回は「キマダラカメムシ」と言うカメムシについて紹介していきます!
近年めちゃくちゃ増えているので見たことがある方も多いかもしれませんね!
というか昼間の「kinokonぶらり生き物日記」探索では8割がたいますね。
むしろキマダラカメムシ以外のカメムシを見かけないんだがどうなってん?
まあそれは単純に他のカメムシが生息してないところに僕が行ってるからなのでしょうが・・・
さて、ところでみなさんはこのキマダラカメムシについてはどれくらいご存知でしょうか?
おそらく多くの方がキマダラカメムシについてはあまり知らないのではないかと思います。
というわけでこの記事では「キマダラカメムシ」について詳しくまとめてみました!
キマダラカメムシについて知りたい方は是非最後まで見ていってくださいね!
キマダラカメムシってどんな昆虫?
カメムシ科カメムシ亜科
学名:Erthesina fullo
体長:2センチ程
時期:4月~11月頃
生息地:日本・台湾・東南アジア
よく見られる場所:森林・公園など木のある場所
キマダラカメムシは学名【Erthesina fullo】体長は約2センチほどの昆虫です!
日本では全国的に見られるカメムシで、多い場所だと1つの木に10匹ほどくっ付いていることもあります。
場所によっては爆増しているカメムシですね。
僕の家の近くにある公園にもめちゃくちゃ発生していますね。
普通に住宅地の中の公園なのですが、木にほんと10匹や20匹はくっ付いています。
その木だけで増えたのかなあ・・・
外来種である
実はこのキマダラカメムシは「外来種」のカメムシで、もともとは台湾や東南アジアに生息していましたが1770年代に長崎県の出島に入ってきたと言われています。
古い時代に日本に入ってきた外来種ですが増えたのは結構最近のことのようで、その原因は「地球温暖化」によるものではないかと考えられています。
昔から居るけどここ最近でめちゃくちゃ増えてきた昆虫なんですね!
毒性について
キマダラカメムシを調べていく過程でよく「毒はありますか?」という質問を見かけるのですが、キマダラカメムシに毒はありません。
ただたまに口吻(針みたいになってる口)でさしてくることがあるようですが、キマダラカメムシは人を襲わない昆虫なので刺されるとすれば植物の幹と勘違いをして間違えて人をさしたと考えられます。
キマダラカメムシは毒は無く基本的には無害な昆虫ですのでご安心ください。
外来種としての危険性について
キマダラカメムシは元々日本にはいなかった昆虫で、文字通り「外来種」となるのですが、キマダラカメムシは何か日本の生物に危害を加えているのでしょうか?
と言うわけで調べてみたのですが、特にこれといって被害は出ていませんでした。
強いて言えばサクラやナシの汁を吸うなど一部の植物の害虫であると言ったところでしょうか。
幼虫について
突然ですがみなさんは上の画像のような昆虫を見たことはありませんか?
一見全く別物の昆虫に見えますが、実はこの昆虫は「キマダラカメムシの幼虫」になります!
見た目全然違いますよね!これは知らないと見分けられないわ・・・
卵について(※集合体恐怖症の方は注意!)
少し閲覧注意かもしれませんが上の画像をご覧ください。
上に昆虫と卵らしきものが映っていると思いますが、これはどちらもキマダラカメムシになります。
そうなんです!小さい幼虫はさらに見た目が違うんですよ!こんなんわからんて!
クサギカメムシとの違いについて
キマダラカメムシには「クサギカメムシ」というバカ似ているそっくりさんカメムシがいます。
上の画像がクサギカメムシなのですが、パッと見分からなかったと言う方も多いのではないでしょうか?
このクサギカメムシは元々日本に生息している在来種なので外来種ではないのですが、いやしかしほんとにそっくりですよね!
こちらがちょっと気に入ったキマダラカメムシの写真なのですが、見れば見るほどそっくりですよね!
さて!見分け方としてはまず大きさが挙げられます。
「キマダラカメムシは2センチ程のカメムシ」であることに対し、「クサギカメムシは1.5センチ程のカメムシ」とクサギカメムシの方が一回りほど小さいのが特徴です。
そうそう!そして次に模様でも見分けることが出来ます!
キマダラカメムシとクサギカメムシとでは「背中の星のような点々模様の色が違う」のです!
「キマダラカメムシは黄色」といった色なのに対し「クサギカメムシはどちらかと言うとぼやけた茶色」のような色合いをしているのが分かりますね!
後は全体的にクサギカメムシが茶色よりな色、キマダラカメムシは黒よりの色をしているのも特徴でしょうか?
しっかりと観察をすれば見分けられるようになりますので、是非是非この記事をブックマークなどしていただいて見分けれるようになってくださいね!
餌について
キマダラカメムシは先ほども少し紹介しましたが、主に植物の汁を餌としています。
餌となる植物は「サクラ」「エノキ」「ナシ」などのいろいろな樹木の汁で、幼虫についても同様の植物の汁を吸います。
公園などでも餌となる樹木さえあれば容易に増えていきますよ!
キマダラカメムシについてのまとめ
いかがでしたか?
キマダラカメムシについてわかりましたでしょうか?
そうだね!キマダラカメムシは大昔に日本にやってきた外来種のカメムシでした!
外来種だからきっと悪さをしているに違いないと思ってましたが、僕が調べた限りだと特にキマダラカメムシの被害は見つかりませんでしたね。
植物の汁を吸う害虫ではあるのですが、今のところキマダラカメムシが原因でトラブルになっているというケースはなさそうでした。
特に生態系に問題が無いのであれば増えても特に問題は無いのかもしれませんね。
そしてキマダラカメムシは在来種であるクサギカメムシととても似ているカメムシでもありました!
バカ似ていましたが知識さえあれば見分けることが出来ましたね!
キマダラカメムシとクサギカメムシを見分けられたところでどうにかなるものでもありませんが、興味がありましたら是非見分け方を覚えていただければと思います!
ちょっとした豆知識自慢にはなるかもしれませんね!
いじょう!kinokonでした!