カワウの天敵とは?寿命や鳴き声・害鳥の一面など15項目で徹底解説!



今回は「カワウ」について解説させていただきたいと思います!
たまに見かけますよね、大き目の湖がある公園であれば数匹住んでいるようなイメージがあります。
ちょっと昔であればだれでも知っているくらい有名な鳥さんでしたね!

かもね、かくいう僕もテレビ番組で紹介されてるの見なければ知らなかったです。
というわけで!この記事では「カワウ」について解説していきます!
是非最後まで見ていってくださいね!
カワウってどんな動物?
基本情報
カツオドリ目ウ科
学名:Phalacrocorax carbo
体長:80㎝~101㎝ほど
翼開帳:約135㎝ほど
生息地:日本(北海道では夏鳥・本州・四国・九州では留鳥)・アフリカ大陸・ユーラシア大陸・オーストラリア大陸・ニュージーランド・北アメリカ大陸東部沿岸・グリーンランド(一部)など
よく見られる場所:河川・湖沼・河口など
カワウは体長「約80㎝~101㎝」ほど、翼開帳は「約135㎝」ほどになる大型の鳥さんです。
日本では北海道に夏鳥として、本州・四国・九州に留鳥として生息しています。
主に川で見かける鳥さんですね。

名前の由来について
カワウの名前の由来は「生息場所」にあります。
カワウは「川や河に生息するウ」なんですよね、まんまこれが名前の由来となっています。
逆に海付近に生息する「ウミウ」というウの仲間も存在しています、どっちもわかりやすい名前の由来ですね。

ウミウとの見分け方について
【ウミウ】
カワウは先ほどお話しした「ウミウ」とほんとにそっくりなのですが、しっかり観察すれば見分けるのはそこまで難しくはありません。
一番簡単なものでいうと「頬の白い線」と「口角の尖り」が見分けるのに向いています。
具体的には以下の通りです。
カワウ「口角が尖らず頬の白い模様が目の後ろから下に向く」
ウミウ「口角が尖り頬の白い模様が目の後ろから上に向く」
この二つをしっかり覚えておけば、後は慣れですかね。
鳴き声について
カワウは色々な鳴き声で鳴く鳥さんです。
「グルル」「ゲレレ」や「グワッグワッ」などの鳴き声で鳴き、ヒナは「ピーピー」や「ピューイピューイ」と言った高い声で鳴きます。
ただ普段はあまり鳴かず、基本的には営巣地周辺で鳴くことが多いようです。

海上でも見られることがある
先ほど「川にいるウだからカワウ」と解説しましたが、実は「海上」にやってくることもあります。
これは近年個体数が増えたことが要因とされており、ご飯を求めて海まで行く個体がいるそうです。
これはウミウと混同してしまいそうですね。

群れを作る
カワウは「群れ」を作る鳥さんになります。その群れは数十羽から数千羽のコロニーになることもあるんだとか!
またこの集団で睡眠をしたり、また群れでV字型に隊列を組み高く飛ぶことも多いと言います。
個人的な話よく行く公園に1~2個体だけ住んでるのでずっと単独で暮らす鳥なのかと勘違いしてました。

潜水することができる
カワウは水に「潜水」出来る鳥さんになります。
なんと最大で2分程度も連続で潜ることができ、40m近くも潜ることが可能です!
カワウと言えば潜水というイメージがある人も多いかもしれませんね!

鵜飼いについて
カワウはウミウと共に「鵜飼(うかい)」に使われる鳥になります、とはいえ日本ではウミウで中国でカワウが主に使われてるみたいですね。
鵜飼とは簡単に言うと「ウを訓練して川のお魚を捕まえてきてもらう漁の一種」となります。
実は現在でも行われており、多くの人が観覧に訪れるイベントとなっているんですよ!

羽を広げて乾かす
カワウは羽を半分ほど広げた上記のような状態で羽を乾かすことが知られています。
というのもカワウの羽には油分が多く、こうしないとなかなか羽が乾かないんだそうです。
またこの時翼を小刻みに揺らし、より早く乾くようにしているんだとか。

害鳥としての一面について
カワウは「害鳥」としての一面がある鳥さんになります。
というのも巣を作る時に生木を折り樹木が枯れる原因になる他、多くの個体の糞による土壌・水質汚染・悪臭・植物の光合成阻害などが起こっているのです。
また過去カワウの大量の糞により橋の鋼材が腐食し崩壊するという事件も起こっています、全ての原因がカワウではありませんが凄いこと起きていますね。

一方で糞が畑の栄養としてありがたがられるという一面もあったりしました。
またカワウの糞を農業用に販売した結果、その代価で小学校が建てられたなどものすごい功績を残したケースもあったりします!
カワウの糞すげえな。

過去絶滅が懸念されていた
糞がすんごいカワウですが、過去絶滅が危惧されたことがありました。
それが1970年頃のことで、個体数が3000羽ほどにまで減少してしまったと言います。
現在では約15万羽以上にまで数が回復したと考えられており、先ほど解説した被害が起きるまでの復活劇を見せてくれました。
食べる物について
カワウは「肉食」の動物になります。
基本的には「魚類」を食べ、一日に大体500gほどを捕食するんだそうです!
そもそもあんな早く泳ぐ魚をよくそんなたくさん捕まえられるな、すげえ。
寿命について
カワウの野生個体での寿命は「約3年~4年」ほどと言われています。
一方で飼育下では10年以上生きた記録もあるため、環境次第では長生きできることがわかりますね。
特に動物園にいるカワウとかものすごく長生きしそうです。

天敵について
大型の鳥類であるカワウですが「天敵」が存在しています。
それは「猛禽類」です、ワシとかフクロウとかですね。
1mを超えるかという鳥を食べる猛禽類・・・すげぇ・・・

見られる施設について
カワウは日本でも広く見られるお馴染みの鳥さんですが、動物園などでも展示されていたりします。
どこに展示されているかなどについては下に詳しいサイトを貼り付けておきますので是非ご参照ください。
動物園で見るカワウはまた少し違った魅力がありますよ!
