ホタルはなぜ光るの?ホタルが光る仕組みや理由を解説!

2021年6月6日ホタルの仲間,昆虫,豆知識・雑学

夏の少し暗い夜から幻想的な景色を作り出すホタルの光。あなたは見たことがありますか?ホタルの光を見ているととても穏やかな心になることが出来ますよね!ところで皆さんはホタルが「なぜ光る」のかご存知でしょうか?暗い夜にわざわざ光る理由や、どうやって光っているのかは意外と知られていないのではないかと思います。そんなわけでこの記事ではホタルが光る理由と光る仕組みについてわかりやすく解説しています!是非一度ご覧ください!


kinokon
どうも!kinokon(@ikimono_net)です!
ブドウスズメさん
ブドウスズメさんです!

夏の夜空にふわふわ浮かぶ黄色やオレンジの光

みなさん「ホタル」を見に行ったことはありますでしょうか?

ホタルが光りながら飛んでいる姿はとても幻想的で、引き込まれるような美しさがあります。

ブドウスズメさん
神秘的よね。

もし見たことがないという方がいらっしゃいましたら是非一度は見に行くことをおすすめいたします!

さて!そんな美しいホタルですが、ホタルって「なぜ光る」はご存知でしょうか?

日本の当たり前な風景なので見落としがちなのですが、そもそもホタルが光ることが出来るって言うのはめちゃくちゃ不思議なことだと思いませんか?

kinokon
生き物なのに発光できるっていったいどういったメカニズムなんでしょう?

そんなわけでこの記事では「ホタルはなぜ光る」ことができるのか、その謎を解説したいと思います!

是非最後まで見ていってくださいね!

ホタルはなぜ光ることが出来るの?

ホタルが光る仕組みについて

さて、ホタルは体の一部が発光するとても特殊な昆虫です。

しかも常に発光しているわけではなく、発光をやめることや発光間隔を変えるコントロールも出来ちゃいます。

ホタルはなぜこんなに自由自在に「光る」ことが出来るのでしょう。

kinokon
これにはもちろんしっかりと理由があります!

ホタルには「発光器」という器官があり、ホタルはその器官のみを発光させることが出来ます。

そしてその発光器にはルシフェリン」という物質と「ルシフェラーゼ」という酵素(こうそ)があり、この二つと「酸素」を発光器内で混ぜることによって「発光体(オキシルシフェリン)」になり発光することが出来るのです!

ちょっと難しい内容ではあるのですが、要するにホタルは発光器の中で混ぜると光る物を混ぜ混ぜすることが出来るから光ることが出来るといった感じになります!

ブドウスズメさん
「ルシフェリン」+「ルシフェラーゼ」+「酸素」=【発光体(オキシルシフェリン)】って感じね。

ホタルが光る理由

さて!先ほどホタルが光る仕組みについて解説しましたが、そもそもホタルって何故「光る必要があるのでしょう?

わざわざ暗闇で光るということは、自分を食べる天敵に自分の位置を知らせるようなものではないでしょうか

ブドウスズメさん
確かにそう考えたら光るのって生き残るためにはかなりのリスクね!

そう、実際我々人間も光ってるホタルを見つけて捕まえることがあります。

まず間違いなく光ることによって天敵に狙われやすくなるのに、何故わざわざ光って自分の位置を知らせるようなマネをするのでしょうか?

これについてホタルは「天敵が嫌がる物質」を持っていることが多く、光ることはむしろ天敵に向けた「警告」であると考えられています!

kinokon
わざと目立って襲われにくくしてるんだって!

また実はホタルは光ることでお互いの位置を把握し「コミニュケーション」をとったり「求愛」をするといった習性があります。

求愛については種類によりますが基本的にはオスが飛びながら光りメスが葉っぱなどに止まった状態で光ります。

我々から見ればただ光っているだけに見えますが、ホタルにとっては大切な行動なんですね。

kinokon
ホタルが光るには色々と理由があるのです!

とはいえまだわかっていないことも多いのがホタルの光なのです。

特にホタルには幼虫・蛹のころから光る種類が存在しており、それも警戒のためなのか他の何かのためなのか、詳しくはわかっていません。

日本では古くから親しまれてきたホタルですがまだまだわからないことだらけなのですね。

ブドウスズメさん
今後の研究で分かるようになるといいわね。

ホタルはなぜ光るのかについてのまとめ

 

いかがでしたか?

ホタルがなぜ光るのか、わかりましたでしょうか?

kinokon
ホタルは発光器で発光のために必要な物質などを化学反応させて光っていたんだね!
ブドウスズメさん
光る理由は「求愛」や仲間との「コミニュケーション」などだったわね。

そう!ホタルは「発光器」の中で「ルシフェリン」「ルシフェラーゼ」「酸素」を化学反応させることで「発光体(オキシルシフェリン)」を作り、発光することを可能としていました。

また発光はコントロールが可能で、光るのをやめることや発光間隔を変えることもできると解説しましたね!

しかしその光については以外とわかっていないことが多いです。

実際幼虫や蛹の状態でも光る種類がいますが、おそらく天敵への警戒のためであると考えられているだけで本当のところはまだ確定していません。

一説によると発光自体は特に意味がないのではないかとも言われています。

ホタルの光についてはこれからの研究に期待ですね!

皆さんもホタルのシーズンになったら是非ホタルを見に行ってみてください!

小さな体ですがとても難しいことをこなしているホタルをみて思いを馳せてみましょう!

kinokon
いじょう!kinokonでした!
ブドウスズメさん
ブドウスズメさんでした!

2021年6月6日ホタルの仲間,昆虫,豆知識・雑学

Posted by kinokon