【徹底解説】ヒグマの危険性・被害を紹介!人馴れしたヒグマの末路や住宅地に来る理由とは?
近年住宅地に「ヒグマが侵入した」といったニュースをよく見かけます。一方でそんなヒグマを見るべく生息地に写真撮影する人も後を絶たないとも言います。しかしヒグマは非常に危険な生き物、安易に接触することは接触した人はもちろんその周辺住民やヒグマ自身にとっても非常に危険な行為です。そんなヒグマの危険性を今一度知っていただきたくこの記事を書きました。是非ご覧ください。
突然ですが皆さんは「ヒグマ」という動物をご存知ですか?
ヒグマは近年都市部によく出没して問題になっている非常に大きなクマの仲間です、下手をすれば襲われ人間が死んでしまう事件になることも十分に考えられます。
しかしあろう事かそんなヒグマの出没地域にわざわざ行って写真を撮影しようとする人がいるみたいなのです。
理由はさておきこの行為は撮影者はおろか周辺に住んでいる方、そしてヒグマにとっても非常に危険な行動なのです!
そんなヒグマの危険性や被害について解説しています!
是非最後まで見ていってくださいね!
ヒグマってどんな動物?
さて、ではまず最初にヒグマがどんな動物なのかについて簡単に解説していきましょう!
実はヒグマって日本では北海道にのみ亜種の「エゾヒグマ」が生息していて、クマ科動物では「ホッキョクグマ」に並んで最大の種類になります。
大きさは「2メートル~3メートル」体重は「250キロ~500キロ」にもなるもはや車サイズの馬鹿でかい動物です!
ちなみに本州以南に生息しているのは「ツキノワグマ」というクマになります、こちらも危険なクマですがヒグマに比べたら体長2メートル未満とだいぶ小柄です。
しかしそれでも人間に襲い掛かることもあり死亡事故も多くは無いですが起こっています。
ヒグマはその倍以上もある体躯です、ヒグマが本気になれば人間なんか勝ち目はありませんよ。
ヒグマの危険性について
時速50キロで走る!
突然ですがみなさん、もしヒグマに遭遇しても「走って逃げればいいや」なんて思っていませんか?
それは不可能といっても過言ではありません、なぜなら見出しに書いてあるとおりヒグマは「時速50キロ」で走ることが出来ます。
ちなみに世界最速のボルト選手は時速約36キロなのだそうです、さらにヒグマが居るところは足場の悪い山ですから狙われたらまず逃げられません。
攻撃してもほぼ効果が無い
先ほどの説明を見て「時速50キロで移動できてもこっちに来た瞬間に殴れば逃げるやろ」なんて思っている方はいませんか?
実はこれってほぼ何の抵抗にもなりません、仮にナイフを持っていたとしても「ヒグマの皮膚はとても硬い」ため武器でも傷つけることが出来ないといわれています。
また銃弾でさえ跳ね返すことがあるのだとか、また攻撃すると逆にヒグマを刺激してしまい襲われる可能性が高くなるため不用意に攻撃をしてはいけません。
人間を食べることがある
ヒグマは雑食性の動物で、主に「昆虫」「魚」「鳥」「哺乳類」やそれらの死骸、そして「木の実」などを食べて生きています。
そしてヒグマは稀に「人間を食べる」こともあり、また一度人間を食べたヒグマは後に人間を餌として襲ってくるようになることがあります。
ヒグマに興味本位で近づいて食べられるのは100歩譲って自己責任として、ヒグマが人間の味を覚えてしまうと後にとんでもない被害を生むことがあるのです。
クマによる被害について
住宅地に侵入することがある
冒頭でも紹介しましたが、ヒグマは「住宅地に侵入」することがあります、ニュースで見たことがある方もいるでしょう。
基本的にヒグマは臆病で人里には自分からは近づかないのですが、たまに「迷い込んでしまった」「餌を求めてやってきた」「人を怖がらなくなった」などの理由で住宅地に入ってくることがあります。
また迷い込む以外の原因としては冒頭でお話した「撮影のために出没地域に集まる行為」や「餌付け」などのせいで人馴れしたり餌をもらえると思って住宅地に頻繁に入ってくるケースもあるのです。
田畑を荒らしてしまう
ヒグマは住んでいる山などに餌が無い場合にも人里に下りてくることがあります。
その際田畑の農作物を食べたりゴミを漁って食べ物を探し荒らしまわることがあるのです。
また一度安全に食事が出来る場所だと思われてしまうとその後も何回もやってくることがあります、特に近年は被害が増加しているんだとか・・・・
家畜が襲われる
ヒグマの被害として家畜が襲われてしまうことがあります。
こちらも餌を求めて人里に下りてきたヒグマの犯行と考えられていて、無残な死骸が見つかってしまうこともあるのです。
大きな家畜だと「ウシ」も襲って食べてしまうのだとか・・・・
実際に起きた死亡事故について
先ほどヒグマによる死亡事故も起きていると解説しましたが、ここではその中でも最悪の事件と言われる「三毛別羆事件」を解説していきます。
この事件は文章だけでもちょっと気分が悪くなるほど凄惨な事件なのでほんと簡潔に解説するのですが、たった1頭のヒグマにより子供を含む7人が死亡し3名が重症の怪我を負った大事件です。
またこの事件の特徴としては「人間を食べるために襲ってきた」ことで、無くなった方の中にはヒグマに食べられてしまいヒグマの胃袋から遺体が出てきた被害者もいるんだそうです。
最終的にこのヒグマは射殺され、吻端から後足の踵までが270センチ、体重340キロの超巨大なエゾヒグマであることがわかりました。
この事件は1915年に起きた事件なのですが、ヒグマにその気があれば人間を餌として襲ってくることがあるとわかりますね。
なのでほんとに不用意にヒグマに近づくのは危険なのです、そういった事件を起こさないためにもヒグマに近づくのはやめましょう。
人馴れしたヒグマの末路
ヒグマの危険性や被害についての解説の最後に「人馴れし人里に何度も降りて来てしまうようになったヒグマの末路」ついて解説したいと思います。
何度も人里に下りてくるようになったヒグマは住民の安全を考慮し「捕殺」することになってしまうのです。
つまり軽々しくヒグマに近づく・餌付けする行為は周辺の住民に危険を及ぼすだけでなく最悪ヒグマを殺すことにもなるのです、絶対にやめましょう。
ヒグマを安全に見られる施設について
さて、ここまでヒグマの危険性や被害を解説してきましたが、ヒグマ自体は魅力溢れる動物です!小グマかわいいですよ!
というわけでそんなヒグマを危険なく安全に見られる施設をまとめたサイトを下に貼り付けておきます!
ヒグマを見るなら野生ではなく施設で楽しみましょう!
【施設についてはこちら!】
ヒグマの危険性と被害についてのまとめ
いじょうが「ヒグマの危険性と被害」についての解説となります!
ヒグマについてわかっていただけましたでしょうか?
そうだね、ヒグマには本当に安易に近づいてはいけませんでした。
また餌付けなどはもってのほかで、ヒグマが人間を怖がらなくなる恐れもありましたね。
そもそもヒグマは非常に危険な生き物です、襲われたときに助けてくれる人なんていませんよ。
また人馴れをしてしまったヒグマには悲惨な末路が待っていることも解説しましたね。
何度も人里に侵入してしまうヒグマは住民の安全のために「捕殺」されてしまうことになりました。
そんなことにならないためにも、ヒグマには近づかず餌付けもしないようにする必要があるのです。
と言うわけで!この記事では「ヒグマの危険性や被害」について解説してきました!
よければ是非広めていただいてヒグマによる被害やヒグマの捕殺を減らしていただけるとうれしいです!
ヒグマに近づかないようにしてそれぞれの生活を守っていきましょう!