ベニシジミの生態を解説!大きさや餌・切手のモチーフになった話など詳しく紹介!
皆さんは「ベニシジミ」というチョウチョを知っていますか?あまり聞きなれない名前のチョウチョだと思いますが、おそらくほとんどの方が見たことがある昆虫ではないかと思います。実は切手のモチーフにもなっているんですよ!そんなベニシジミについてこの記事では詳しくまとめています!是非一度ご覧ください!
今回は「ベニシジミ」という小さな小さなチョウチョについて解説していきたいと思います!
割とその辺に普通に生息しているので見たことがある方は多いのではないでしょうか?
動きもそれほど早くも無いので子供のころ捕まえて遊んだなんて思い出がある方もいるでしょう。
かも知れないね!お花が咲いている場所ならよく飛んでくるので家の花壇なんかでもたまに見かけます。
しかしベニシジミって身近ながらあまり知られていない昆虫ではないでしょうか?
この記事では「ベニシジミ」について詳しく解説していますので是非最後まで読んでいってくださいね!
ベニシジミってどんな昆虫?
チョウ目シジミチョウ科ベニシジミ属
学名:Lycaena phlaeas
体長:1センチ~1.5センチほど
時期:3月~11月ごろ
生息地:日本(トカラ列島を除く)・ユーラシア大陸と北アメリカ大陸に広く分布
よく見られる場所:花のあるところ
ベニシジミは学名【Lycaena phlaeas】体長は1センチ~1.5センチほどと小さなチョウチョになります。
日本ではトカラ列島以外の全国に生息しており、ユーラシア大陸と北アメリカ大陸にも広く分布している世界的に広く見ることが出来るチョウチョです。
成虫は3月~11月と寒い時期にも見ることが出来、4月~6月には特によく見ることが出来ます。
そうだね!真冬以外なら成虫を見ることが出来ます!
さて!ではベニシジミについてさらに詳しく解説していきましょう!
まずはちょっと意外なお話です!
切手のモデルになった
ベニシジミは「1997年11月28日発売の30円切手のモデル」に使われたチョウチョになります!
実は結構有名なチョウチョだったんですね!見たことがある方も多いのではないでしょうか?
ちょっと画像素材が見つからなかったので下に切手を販売してるサイトのリンクを貼っておきますね!
地面近くで飛ぶ
ベニシジミは地面に近いところをふわふわと飛ぶチョウチョになります。
アゲハチョウなど大型のチョウチョは時折人家を越えて飛ぶことがありますが、ベニシジミは低い草地で草にぶつからない程度に飛んでいます。
なのでよく背の低い植物のお花で吸蜜をしている姿を見かけます。
春と夏で模様が異なる
ベニシジミは年に3回~5回ほど発生するのですが、そのうちの春に成虫になる個体(春型)と夏に成虫になる個体(夏型)では羽の模様に多少の違いがあることが確認されています。
それぞれの違いについて、春型の個体は赤褐色の部分が鮮やかになり、夏型の個体は黒褐色の部分が多くなり黒い点も大きくなるそうです。
春と秋でまた違った見た目を楽しめる昆虫ということですね!
冬は幼虫の姿で越冬する
ベニシジミの成虫は真冬には見られないと解説しました。
では冬にはどこにいるのかという話ですが、ベニシジミは「幼虫」の姿で寒い冬を過ごしています。
ちなみに幼虫の姿ですがまた素材が見つからなかったので下に詳しいサイトのリンクを貼っておきますね!
天敵について
ベニシジミの天敵は「カマキリ」などの肉食の昆虫や「ムカデ」「クモ」などの節足動物。
そして昆虫を食べる「鳥類」や「爬虫類」などたくさんの天敵が存在しています。
ベニシジミは動きもあまり早くないので、狙われやすい昆虫と言えるでしょう。
餌について
ベニシジミは少しお話したとおり「花の蜜」を餌として食べて暮らしています。
幼虫は草食で「ノダイオウ」「ギシギシ」「スイバ」など「タデ科」の植物を食べて成長します。
また卵もタデ科植物に産み付けられるため、ベニシジミを見つけたい場合はタデ科植物を探すと効率的に見つけることが出来るでしょう。
ベニシジミについてのまとめ
いかがでしたか?
ベニシジミについてわかりましたでしょうか?
そうだね!ベニシジミは小さいチョウチョですがとても綺麗な羽を持っているため、珍しくはないですが人気のある昆虫です!
過去には30円切手のモチーフになっていましたね!
また春と夏で模様が若干異なるなど面白い特徴も持っていました!
そう考えるとなんか特別なチョウチョみたいに見えるよね!
みなさんももし興味があったらベニシジミを見に行ってみてはいかがでしょうか?
身近なチョウチョとは思えない美しい羽を見て楽しみましょう!