アシダカグモの生態を解説!家の守り神!毒性や天敵など詳しく紹介!
アシダカグモというクモの仲間を知っていますか?地面を這う大型のクモです。その大きさから多くの人に嫌われてしまっているアシダカグモですが、実は「益虫」としての一面もあります。またそのことから「家の守り神」とも呼ばれることもあります!そんなアシダカグモについて詳しく紹介していますので是非ご覧ください!
どうも!kinokon(@ikimono_net)です!
今回は「アシダカグモ」について解説をしていきたいと思います!
家の中にたまに現れるインパクトやべぇクモさんです!もはやタランチュラ!!!
でっけぇ!!!!
まじで家の中で初めて見たとき腰抜かしそうになるよこれ!
まさか家の中でこんなでっかいクモ見ることになるとは思わんやん!
しかも動きもめちゃんこ素早いので手に負えず、ある種トラウマになってしまった方も多いのではないかと思います。
僕も特別クモがダメな人ではないんですけど、流石に家の中に出た時はあたふたしましたよ・・・・
しかしこのアシダカグモ、実はとっても「ありがたい生き物」なのです!
というわけでこの記事では「アシダカグモ」について詳しくまとめています!
アシダカグモってどんな生き物?
クモ目アシダカグモ科アシダカグモ属
学名:Heteropoda venatoria
体長:10センチ~15センチほど
時期:6月~8月ごろ
生息地:日本(福島県以南)を含む全世界の温帯・熱帯・亜熱帯
よく見られる場所:人家近く
アシダカグモは学名【Heteropoda venatoria】大きいものでなんと15センチにもなる大型のクモです!
日本では福島県よりも南で見られ、世界中の温帯・熱帯・亜熱帯に生息しています!
日本って全国的に生息してないんですね!これは意外でした!
そして見られる場所は主に人家近く、もしくは家の中となります。
クモの仲間の中でも飛びぬけて巨体を誇るアシダカグモですが、容易に家の中に入ってくるんですよねぇ・・・・
一体どっから入って来ているのか・・・
別名について
アシダカグモは地域によって様々な呼ばれ方をするクモになります!
よく呼ばれるのは「イエグモ」や「軍曹」などで、鹿児島では「ヤツデコブ」「ヤッデッコッ」「ヤツネコブ」など。
沖縄では「ヤクブ」と呼ばれることがあるようです!地方名で大きなクモという意味でもあるんですかね?
益虫である
アシダカグモは家に入ってくるし、見た目から嫌われがちのクモなのですが、実は人間にとってありがたい「益虫」になります!
アシダカグモは「蚊」や「ゴキブリ」などの人間にとって害になる昆虫を好んで食べてくれるのです!
つまりアシダカグモは「家の中の害虫を食べてくれる益虫」というわけなんですね!
しかもアシダカグモが家にいたら「家の害虫が消える」とまで言われていて、家庭によってはアシダカグモをあえて家に放しているという家もあります!
まさに「家の守り神」と言えるでしょう!
見た目こそ少し恐ろしいですが、人間にとってはいいことしかない共存すべき素晴らしい生き物なんですね!
軍曹と呼ばれる理由について
名前の由来の項目でアシダカグモは「軍曹」と呼ばれることがあると解説しましたが、一体なぜ軍曹と言う呼ばれ方をするのでしょうか?
これはアシダカグモが「ゴキブリ」を食べることに由来しており、アシダカグモが複数生息している家ではいくら繁栄しているゴキブリでも半年足らずで居なくなるという、まるで最前線で戦う「軍曹」のような戦いぶりをすることからインターネット上でこう呼ばれるようになり浸透していったと言われています!
「アシダカ軍曹」っていう語呂のよさもあり、僕も普段はアシダカ軍曹呼びを好んで使用しています!
実は外来種である!
アシダカグモは今では普通に見られるクモの仲間ですが、実は日本には元々生息していない「外来種」になります!
アシダカグモは1878年に長崎県で初めて確認され、おそらく輸入品にまぎれて入ってきたのではないかと考えられています。
また他にゴキブリを駆除する為輸入したという説もありますが、真実はいかに。
毒性について
アシダカグモはまるで毒を持つ大型のクモ「タランチュラ」によく似た見た目をしていますが、果たして毒は持っているのでしょうか?
答えとしてアシダカグモは人間に作用するような毒は持っていません。
無害なクモですので安心してください!
網を持たないクモ!
クモといえば糸を使って網状の巣をつくり、真ん中に鎮座して獲物を待つ姿が有名ですよね!
ですがアシダカグモは巣を作らず、地面を歩いて生活をしています!実は日本に生息する徘徊性のクモのなかでは最大種です!
狩りの方法としては、獲物が近づいてきたところを素早く捕まえて捕食するんだそうですよ!
テリトリーを持つ
アシダカグモはテリトリーを持つクモになります。
アシダカグモは1室に1匹しか生息しないと言われており、多くても部屋の数ほどしか一つの家に生息はしません。
ちなみにアシダカグモは家に獲物がいなくなると出て行ってしまうのでずっと同じ家にいるということもないんですよね。
とても臆病なクモ
アシダカグモはとっても大きくて勇ましいイメージがありますが、実はとっても臆病なクモになります。
ちょっとした物音や刺激などを感じると持ち前の素早さですぐさま逃げていってしまいます。
そのため人間を見つけても攻撃はおろかとんでもないスピードで逃げていってしまうんですよね。
夜行性である
アシダカグモは「夜行性」のクモになります。
昼間などは物陰に隠れて暮らしているんだそうです!
夜になると寝床から出て来てゴキブリなどの獲物を狩ってくれますよ!
天敵について
大きくて無敵に見えるこのアシダカグモですが、もちろん天敵が存在しています。
アシダカグモの天敵は「スギハラクモバチ」「ツマアカクモバチ」などのクモバチです。
むしろハチなら捕まえて食べてしまいそうですが、アシダカグモでも勝てない生き物が居るんだなぁ・・・
寿命について
アシダカグモはかなり寿命の長いクモになります!
その寿命の長さはなんと3年~7年ほど!ハムスターよりも長生きするんですね!
もちろん環境にもよりますが、それにしてもとんでもなく長生きなクモです!
餌について
アシダカグモは何度か解説したとおり「肉食」の小動物になります!
食べるのは主に「ゴキブリ」や「ガ」「カ」「ハエ」などの色々な昆虫です!
ゴキブリやハエ・カを食べてくれるのはありがたいですよね!
アシダカグモについてのまとめ
いかがでしたか?
アシダカグモについてわかりましたでしょうか?
そうだね!アシダカグモは徘徊性のクモでは日本最大級の大きさを誇るクモでした!迫力がそこらのクモとは違いますね!
ただ日本には元々いなかった外来種でもありました。
今では家の守り神として各家庭を守っている益虫さんです!
そうそう!見た目こそ少し怖いけどやってくれてることは我々人間にとってはありがたいことばかりだったね!
もし家に出て来ても危険ではないので、そっとお帰りいただくかそのまま害虫退治をお願いするかしてみるといいと思います!
見た目になれてさえしまえば最強の家の番人ですね!
いじょう!kinokonでした!