アカハライモリの生態を解説!毒性や餌・寿命についてなど詳しく紹介!
皆さんは「アカハライモリ」というイモリの仲間を知っていますか?アカハライモリはお腹が赤色のイモリで「日本固有種」の身近なイモリになります!主にペットとしての人気が高いためペットショップや飼育されているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか?そんなアカハライモリについてこの記事では詳しくまとめていますので是非一度見てみてくださいね!
今回は「アカハライモリ」について解説していきたいと思います!
おそらく日本では一番有名なイモリでしょう!
見たことがある方も多いのではないでしょうか?
そうそう!野生の生き物というよりは「ペット」として有名な動物ですね!
というわけで!この記事では「アカハライモリ」について解説していきたいと思います!
是非最後まで見ていってくださいね!
アカハライモリってどんな動物?
イモリ科イモリ属
学名:Cynops pyrrhogaster
体長:10センチほど
活動時期:3月~10月ごろ
生息地:本州・四国・九州
よく見られる場所:田んぼ・池・湖など
アカハライモリは学名【Cynops pyrrhogaster】体長は10センチほどになるイモリの仲間です。
主に3月~10月頃まで見ることが出来、本州・四国・九州や周辺の島などに生息しています。
田んぼや池・湖でみることができる動物です!
名前の由来について
アカハライモリの名前の由来は特徴的なその「お腹」にあります。
知っている方も多いと思いますがアカハライモリのお腹は「赤色」をしているため「赤腹(アカハラ)のイモリ」と名づけられました!
なんか赤髪の海賊思い出しそうな由来ですね。
日本固有種である
【画像後日挿入予定】
アカハライモリは「日本固有種」のイモリです!
日本固有種というのは簡単に言うと「日本にしか生息してない種類」で日本でしか見ることが出来ないという世界的に見ると珍しいイモリになります!
ただ海外でもペットとして人気が高いのでしばしば飼育している人もいるんだそうですよ。
お腹の模様は「警戒色」である
【画像後日挿入予定】
アカハライモリは名前の由来にもなっているとおり「赤いお腹」をしているイモリです。
しかしこれ実は「警戒色」としての役割を果たしています!よく見たら確かに毒々しい見た目ですもんね。
そしてこの警戒色ですが、実は非常に意味のあるものとなっています!それについては次の項目でお話しますね。
有毒の「テトロドトキシン」を持っている
とても身近なアカハライモリですが、なんとフグと同じ毒である「テトロドトキシン」という毒を持っています!人間が摂取すると場合によっては死んでしまうあの毒ですね!
アカハライモリの場合は皮膚からテトロドトキシンを分泌するのですが、触る程度では特に問題は無い量しか分泌していないため特に気をつけるほどの必要はないといわれています。
それどころか昔はアカハライモリを「食べていた」という話もあるので、テトロドトキシンを持っているからといって角に怖がる必要はないといえるでしょう。
まあそりゃ触らないほうがいいのはそうなのですが、テトロドトキシンの致死量が「約1mg~2mg」とされているのでアカハライモリの場合はそれを大きく下回っている量しか分泌していないということなのでしょう。
しかし完全に無害と言うわけではなく、アカハライモリに触った手で目や傷口に触れると炎症を起こす可能性があるので触れ合ったあとは触らずしっかり手を洗うようにしましょう。
またアカハライモリは極稀に食べられていることがあるのですが、死亡事故は起こっていないようです。
身を守るためにお腹を見せる
アカハライモリは天敵などから刺激を受けたりした場合、身を守るために「お腹を見せる」という行為を行うことがあります。
普通の生き物であればお腹は大弱点なので真っ先に隠さなくてはいけないのですが、アカハライモリの場合はお腹が警戒色なので逆に相手を牽制することが出来るというわけですね!
人間で言えば命を狙っている相手の前で全裸になって仰向けに寝転がるくらいの行動なので如何に思い切った行為であるかがよくわかります。
再生能力が高い
アカハライモリは脊椎動物の中でも「再生能力が高い」ことで知られています!
アカハライモリの再生能力は仮に腕を肩から失ったとしても、指先まで完全再生することができるほどなんだそうです!
その高い再生能力から「再生医学」の応用に使えないかと研究されている凄い動物です!
呼吸方法が変化する
アカハライモリは幼生(子供)の時と成体(大人)の時で呼吸方法が変化する動物です!
アカハライモリが幼生のときは「エラ呼吸」「肺呼吸」で呼吸をするのですが、大人になる(具体的には足が生えそろう)と「皮膚呼吸」「肺呼吸」ができるようになるんだそうです!
しかし大人になると幼生の時にできていたエラ呼吸は出来なくなるんですよね。エラ呼吸ができなくなったら大人の仲間入りということになります。
雨の日は地上に出ることがある
アカハライモリは基本水の中で生息する動物なのですが、雨の日は陸に出てくることがあります。
アカハライモリは水の中に生息する生き物なので、雨が降ってくる日をうまいこと利用して陸でも行動することが出来るんですね!
場合によっては池から別の池に移動するなんてこともありますのでいつも見ていたアカハライモリが雨の日以降消えたって事も起こってしまうということですね。
冬眠をする
アカハライモリは冬になると冬眠をする動物になります。
主に水路に落ちているような落ち葉・枯れ木の下や石の下に潜り春を待つのです!
冬場上の場所を探すと冬眠中のアカハライモリが見つかるかもしれませんよ。
エサについて
アカハライモリは肉食性の動物で、餌は主に「ユスリカ」「ミズムシ」などの小型の昆虫になります!
それ以外だと「イトミミズ」なども食べる他、飼育下では主に人口餌料を与えて飼育するようです。
また1週間程度絶食することも可能なようですよ!
寿命について
アカハライモリの寿命はなんと「約15年~25年」ほどになります!どちゃくそ長生きですね!
というかワンチャン年上の可能性あるのか・・・・すごいな。
普段普通に見かけているアカハライモリが実は年上だったなんて面白い事が起こりそうですね!
天敵について
アカハライモリの天敵は「タガメ」「サギ」「ヘビ」「クモ」「ムカデ」などの肉食の動物になります。
とはいえアカハライモリにも「毒」があるため、食べられてしまった後で自分を食べた天敵を苦しめたり殺してしまったりすることが出来ます。
そのため一度アカハライモリを食べた天敵はもう二度とアカハライモリを食べようとしないって事もあるんだそうですよ。
アカハライモリについてのまとめ
いかがでしたか?
アカハライモリについてわかりましたでしょうか?
そうだね!アカハライモリはとても身近なイモリではありますが、なんと毒をもっていました!
「テトロドトキシン」というフグと同じ毒であり人間でも1mg~2mgが致死量というとんでもない毒でしたが、アカハライモリの毒は非常に少なく特に触っても食べても特に異常が無い量でした。
とはいえアカハライモリを触ったら必ず手を洗うようにはしてください。
そしてアカハライモリは驚異的な再生能力の持ち主でもありました!
肩からごっそり腕がなくなっても元通り再生するなんてうらやましい事この上ないですよね!
特に女性にとってはお金を出してでも欲しい能力ではないでしょうか?
というわけで!この記事では「アカハライモリ」について解説してきました!
楽しんで読んでいただけていたら幸いです!
アカハライモリを見つけたら是非観察してみてくださいね!