ニイニイゼミの生態・豆知識6選!鳴き声や寿命など徹底解説!
梅雨から鳴き始めるニイニイゼミ。ほぼ全国に生息しているありふれたセミですが、あまり知名度がありません。みなさんはニイニイゼミについてどれくらい知っていますでしょうか?この記事ではニイニイゼミについて詳しく解説していますので、是非ご自身の知識と交えてご覧ください!
まだ梅雨なのにセミが鳴いている・・・・
それはもしかしたら「ニイニイゼミ」かもしれません!
みなさんはニイニイゼミをご存知ですか?
ただ意外と「見たことが無い」という方や「鳴き声だけは聞いたことがある」という方が多く、割と知られていないような印象があります。
それもそのはずニイニイゼミは体が小さく体の色合いが木にそっくりなので見つけづらいんですよね。
注意深く見ないとなかなか見つけられません。
でもうわんうわん鳴いてるから隠密活動には不向きもいいところだねw
アイエエニンジャ!ニンジャ!?ウルセエ!!!
では今回はセミ界の隠れ王こと「ニイニイゼミ」について詳しく解説していきますので是非最後まで見ていってくださいね!
ニイニイゼミってどんな昆虫?
カメムシ目セミ科ニイニイゼミ属
学名:Platypleura kaempferi
体長:2センチ程
時期:6月下旬~9月上旬
生息地:日本・台湾・中国・朝鮮半島
よく見られる場所:街中~雑木林など木のある場所
ニイニイゼミは学名【Platypleura kaempferi】体長は約2センチ程と小さいセミです。
日本では梅雨時から鳴き声が聞こえ始めるため、ニイニイゼミが鳴き始めると梅雨の終わりと夏の始まりを感じさせられます。
ほぼ全国で見られるため、その年に初めて聞くセミの声がニイニイゼミになる方も多いでしょう。
だね!ぼくんちも周りに木が無いのになぜか声が聞こえてくるもの。
どっから聞こえてんだろ一体・・・・
さて!では流れ的に次はニイニイゼミの鳴き声を見ていきましょう!
ニイニイゼミの鳴き声
はい!というわけでニイニイゼミの「鳴き声」をご紹介していきましょう!
Youtubeにてとても聞きやすい動画を見つけてきましたのでまずはそちらをご視聴ください!
さて、ニイニイゼミの鳴き声についてですが「チー」と「ジー」の真ん中のような音で鳴きます。
それめっちゃいい例え!!!そんな感じの鳴き声よね!
鳴き方としては音が高くなったり低くなったりを繰り返すような鳴き方で、たまにノイズのように「ジジジッジジ・・・・」と音が乱れるような鳴き方になることもあります。
あまり目立つ鳴き声とは言えませんが、一度鳴き声を覚えてしまうと忘れられませんね。
鳴いている時期と時間帯
ニイニイゼミは最初に少し紹介しましたが、見られるのが6月中旬と非常に鳴き始めるのが早いセミです。
なんと梅雨の真っ最中から鳴き始めるため、その年で最初に聞くセミの声になることもしばしば。
また鳴き終わりについても早く、9月に入るとあまり聞かなくなるため他のセミと比べて1ヶ月ほど出現スケジュールが早いといえますね。
擬態上手
みなさん上の画像に「ニイニイゼミ」がいるのは気づきましたでしょうか?
画像のまんなかちょい左上にいますよ!というかわかっていても一瞬迷うw
こんな感じにニイニイゼミは木とそっくりな色合いの体を持っているため、擬態能力が高く個体数はたくさんいるのにあまり見かけないといった現象を引き起こしています。
サクラの木でよく見られる
これについては確証が無いのですが、ニイニイゼミは「サクラ」の木でよく見かけることがあるようです。
ネット上にていくつかの記事でそう書かれていましたが、なぜサクラに集まるのかなど他のことについてはわかりませんでした。
しかし少なくともニイニイゼミはサクラに付くことはあるので、ニイニイゼミを見つけたいときにはサクラから見て回ると効率がいいかもしれませんね!
寿命について
ニイニイゼミは成虫になってから数週間程度で死んでしまうとても短い命の生き物です。
ですが幼虫期間が約4年と実は成虫での寿命が短いだけでめちゃくちゃ長生きする昆虫になります。
カブトムシが幼虫期間含め1年ですからめちゃくちゃ長生きなのがわかりますね!
ニイニイゼミの抜け殻について
ニイニイゼミの抜け殻は1センチ~1.5センチほどと非常に小さく、特徴的な点として上の画像のように殻には泥がついています。
またニイニイゼミは木の根元で羽化することが多いため、似た抜け殻が多いセミの中でも非常に見分けやすい種類といえます。
1センチ程度で木の根元にあり泥まみれになっているセミの抜け殻があったらまず間違いなくニイニイゼミの抜け殻ですね。
ニイニイゼミについてのまとめ
いかっがでしたか?
ニイニイゼミについてわかりましたでしょうか?
そうだね!ニイニイゼミはとっても小さいし木にそっくりな見た目をしてるからたくさんいるのになかなか見つかりません。
また他のセミより1ヶ月ほど早く鳴き始めるため、その年最初に聞くセミの声になりがちです。
梅雨時は雨の音に混じってニイニイゼミの鳴き声が聞こえることもあり、一つの梅雨名物になっています。
とはいえやはり他のセミに比べると見た目も鳴き声も地味目なのでなかなか知名度が上がらないセミとなっていますね。
さて、そんなニイニイゼミですが今度の夏は是非彼らに注目してみてはいかがでしょう?
抜け殻がある場所には生息していますので、是非耳をすませてみてください!
個性的な鳴き声のセミの中でも頑張って鳴いている鳴き声が聞こえてきますよ!
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