昆虫好きでも見間違えるツマキシャチホコの擬態能力や生態について!
皆さんは「ツマキシャチホコ」という木にそっくりなガの仲間を知っていますか?ツマキシャチホコはそれがツマキシャチホコであると分かっていてもただの木の枝にしか見えないトンデモ擬態能力の持ち主です!文面だけでは説明し切れないので是非記事をご覧ください!
どうも!kinokon(@ikimono_net)です!
どお?この写真???
ふっふっふ・・・騙されたね!こいつァただの枝じゃない!!!
なんとこれは「ツマキシャチホコ」という蛾の仲間なんだぜ!
違うちがあああああう!!!本当なんだって!
そんな目で見ないで・・・・。
よーーーし!!!そこまで言うなら(言ってない)この「ツマキシャチホコ」についてしっかり紹介していこうじゃないの!!!
ちゃんと最後まで見ていくんだぞ!
ツマキシャチホコってどんな昆虫?
木の小枝みたいだろ。ウソみたいだろ。蛾なんだぜ。それで…。ツマキシャチホコって言ってどう見ても小枝にしか見えないんだぜ。な。ウソみたいだろ。 pic.twitter.com/YerFYG5KeP
— 高瀬花園 (@takase_farm) September 2, 2019
ツマキシャチホコはシャチホコガ科の昆虫です!
学名は【Phalera assimilis】羽を広げると約5センチから7センチ程になります!
北海道・本州・四国・九州に生息しており、6月から8月に枝のような見た目の成虫を見ることが出来ます!
しかしとんでもない擬態能力ですよね!枝にまぎれてたら絶対見分けが付かないと思います!
そう、夏バテじゃないよ!!!
これぞ忍び隠れ!ジャパニーズ枝!!!
頭痛い・・・。
羽を開いた姿について
翅を広げてしまうとごく普通の蛾になってしまうツマキシャチホコさん pic.twitter.com/yFLcg3Co5i
— 津田七節 (@togenanafushi) August 5, 2017
ツマキシャチホコは実は普通に羽を広げるとこんな姿をしています。
これだと見た目は普通の蛾ですね!
そうだね!とすると普段は枝に見えるように努力をしているということになりますね!
実際枝のような格好とこのガの格好はどちらが楽なんでしょうね?
真偽は分かりませんがもしかしたら枝の格好めちゃくちゃしんどい説あるかもしれませんね。
ツマキシャチホコの幼虫の姿について
クヌギの葉裏にいたのはツマキシャチホコ幼虫。一方で、まだ羽化間もない成虫(写真2)もいた。 pic.twitter.com/pMvVGET5KY
— ATS (@suzukiats) August 11, 2018
木の枝のような見た目で天敵の目を欺く「ツマキシャチホコ」
幼虫の姿もさぞ高度な擬態をしている・・・・と思いきや?
そうなんだよね、成虫は木々の陰に隠れて静かにしているような見た目なのですが、幼虫はむしろオラオラ毒虫やゾと言わんばかりに存在感を発揮しています。
何なら他の幼虫と群れてますからね(笑)
しかしそこは抜かりなし!どう見ても毒虫にしか見えませんがこのツマキシャチホコの幼虫、毒ありません!
ようは「毛虫に擬態している」といってもいいでしょう!
これ初見では触ろうと思わないですよね。
ツマキシャチホコについてのまとめ
どうでしたか?
ツマキシャチホコについてわかりましたでしょうか
いや「木」て・・・もうちょっと感想無かったの!?
話膨らませられないじゃん!!!
はい・・・ツマキシャチホコはブドウスズメさんが言うとおり「擬態の天才」といっても過言ではないでしょう!
人間の作った人工物が増えてしまった現代では、木ではないところにくっ付いてしまって見つかるといったことも多くなりました。
ですがこれ、枯れ木が落ちているような森では最強ではないでしょうか!?
最後まで見つからなくてみんなが帰ってしまった少年の日の思い出ではないですが、これだけの擬態力ですから逆に森で天敵に見つかるシチュエーションを知りたい!
みなさんも運よくツマキシャチホコの擬態を見破ることが出来たら是非観察してみてください!
意外ともっふもふでかわいいですよ!
いじょう!kinokonでした!