【2023年】マルカメムシを9項目で徹底解説【まとめ】
今回は「マルカメムシ」について解説させていただきます!
たまに見かける丸っこいカメムシですね。
カメムシですがカメムシっぽくない、かわいいフォルムなのが特徴的な種類です。
言うなればカメムシ界のアイドルと言った感じでしょう。
というわけで!この記事では「マルカメムシ」について解説していきます!
是非最後まで見ていってくださいね!
マルカメムシってどんな昆虫?
基本情報
カメムシ目マルカメムシ科マルカメムシ属
学名:Megacopta punctatissimum
体長:5㎜~5.5㎜ほど
成虫が見られる時期:4月~10月頃
生息地:日本(本州・四国・九州)・朝鮮半島など
よく見られる場所:草原・森など
マルカメムシは学名【Megacopta punctatissimum】体長は「約5㎜」ほどの小さなカメムシです!
日本には本州~九州まで生息しており、成虫は4月~10月頃に見ることができます。
割と街中でも見られる普通種です。
特徴について
マルカメムシの特徴はなんといってもその丸っこいフォルムでしょう!
少し光沢があり全身は黄色に近い色、そして茶褐色の点々が多くあります。
普通のカメムシとは一風変わった、ちょっとかわいらしいカメムシですね。
名前の由来について
マルカメムシの名前の由来はその体の丸さにあります。
まぁこれはもうわかりますね!丸っこいカメムシだからマルカメムシです!
これ以上ないわかりやすさの名前ですね。
臭いにおいを出す
マルカメムシはカメムシの仲間です。
なので例外なく臭いにおいを出すことが知られています。
不用意に触るとしばらく手から臭いが取れなくなるので気をつけましょう。
害虫としての一面
マルカメムシは「害虫」としての一面がある昆虫になります。
というのも「イネ」や「ダイズ」「アズキ」「ミカン」などの農作物の汁を吸ってしまうためなのです、
とはいえよっぽど集まらないと被害は出ないとされているので、どちらかというと臭いを放つ不快害虫としての面が大きいでしょう。
越冬する
マルカメムシは成虫の姿で「越冬」することが知られています。
主に石の下や落ち葉の下、場合によっては洗濯物に潜り込んで越冬しようとすることも。
またそこまで多くはありませんが集団で越冬する習性を持っています。
最近と共生する
マルカメムシの盲嚢という中腸にある器官には「イシカワエラ属」の細菌が住んでいます。
この細菌はマルカメムシには欠かせないもので、餌となる植物の汁で摂取できない栄養を合成し届けてくれる重要な存在なのです。
そして過去この菌を与えず幼虫を育てた結果、色が白く柔らかい体で死亡率が著しく高くなる研究結果が出ました。
食べる物について
マルカメムシは先ほど紹介した通り「草食」の昆虫です。
具体的には「イネ」「ダイズ」「クズ」「ウツギ」「ミカン」などなど様々な植物の汁を吸って暮らしています。
特にイネなどに多く集まる傾向があるようですよ。
寿命について
最後にマルカメムシの寿命について解説させていただきます。
マルカメムシの寿命は「約1年」ほどです。
また成虫の姿で越冬するため結構成虫を見る機会は多いでしょう。